一般社団法人伊良部島環境協会
(GLI)
ABOUT
小さな伊良部島からのアクションが波紋となり
世界中に伝わることを願って!
地球に住む生物の全ての基本は海です。地球の温度を適切に保ち太陽で熱せられた海水は水蒸気となり、雲を作り陸に雨という形で水を与え、陸の生命の源となっています。
また海はCO2を吸収し、地球上の酸素の約半分を生成し、地球上で生きとし生けるものには必要不可欠なものが母なる海です。
その母なる海は私たち人間が豊かさを求めすぎた結果、本来の役目を果たせないほど汚染され危機的な状態にあります。
それは目には見えないのですが海の中の環境の変化で知ることができます。
海のサンゴ森、海藻森及び海の植物プランクトンは地球規模での減少を見る事で知ることができます。
沖縄の伊良部島でもサンゴの減少が発生し、小さな離島である伊良部島からサンゴ再生活動を通じて海の大切さを1人でも多くの方に伝わればという想いから「一般社団法人 伊良部島環境協会」は誕生しました。
サンゴ礁の衰退を招く
白化現象とは・・
サンゴの白化現象は、サンゴ礁の衰退を招く大きな原因の一つとされています。白化現象とは、造礁サンゴに共生している褐虫藻が失われることで、サンゴの白い骨格が透けて見える現象です。白化した状態が続くと、サンゴは共生藻からの光合成生産物を受け取ることができず、壊滅してしまいます。
伊良部島での海洋環境の保全
(サンゴ再生事業)
伊良部島環境協会では、サンゴの植付を行っております。
マグホワイト(基盤)
サンゴ取付部の基盤は、海水から抽出したマグネシウムと砂を混ぜ合わせ、直径55mm 長さ9mmの円柱に成形されたマグホワイト基盤を使用しています。
ひび建て式(方式)
水底にサンゴを取り付ける基盤設置の為、鉄筋の杭を打ち込みます。杭は直径19mm 長さ1m。杭は海底より約60cm程打ち込みます。
経過観測(3ヶ月毎)
養殖時のサンゴ片のサイズは長さ8cm程度が目安。経過観測ではおよそ1.0~1.5倍(サンゴ種類・植付け場所によって異なる)に成育が見られる。